発注から支払までの流れ
AnimaTimeでは、外注への発注・納品・検収・請求・支払を、カットの工程に紐づけて1本の流れで記録します。
使う人
発注と納品・検収は制作進行やデスク、請求の消し込みと支払は経理の担当者が使います。外注先は外注先ポータルで発注書を確認し、納品します。
流れ
発注する
発注管理の「発注伝票」で、カット単位または話数単位(マスター発注)の発注を作ります。カット単位の明細は1行ずつ工程に紐づき、カット番号・秒数・枚数・単価を持ちます。進行表でカットを選んで発注を始めることもできます。同じ工程に生きている発注が既にある場合は、二重に発注できません。
発注書を交付する
発注書のPDFをメールで外注先に送ります。メールには外注先ポータルのURLが入ります。送付日時と、外注先が最初に開いた日時が記録されます。未開封のまま日数がたつと、催促のメールが送られます。
納品を受ける
外注先が外注先ポータルで工程を完了にするか、スタジオ側で工程を完了にすると、その工程の発注明細が「納品済」になります(組織設定でオフにできます)。発注履歴から明細ごと・発注ごとに納品済みにすることもできます。
検収する
発注履歴で明細ごとに「検収」を押すか、「選択をまとめて検収」で記録します。検収は自動では行われません。納品済みを経ずに検収済みにはできません。
請求書を受け取って消し込む
外注先から届いた請求書を「請求書」画面に登録し、納品済み・検収済みの発注(または明細)に紐づけます。請求額と発注の合計が一致しない場合は登録できません。支払期日は、紐づけた発注の支払期日から入ります。
支払う
報酬管理で支払指示を確定し、全銀データ(総合振込)を出力します。支払済み・支払指示済みの取引先は振込データに二重に載りません。個人の外注先には源泉徴収を計算します。外注先ごとの月次の支払明細書も出せます。
工程の進行とのつながり
- ●組織設定「ステータス更新に発注伝票を必須にする」がオン(既定)のとき、業務委託・外部の担当者の工程は、発注が無いと「進行中」にできません。
- ●工程が完了すると発注明細が納品済みになり、工程を対象にした明細がすべて納品済み・検収済みになると、その工程は完了になります。
- ●リテイクで追加費用が発生する場合は、工程の画面やリテイク一覧から追加の発注を作れます。
発注書に載る取引条件
発注書のPDFには、受領場所・検査完了期日・支払期日の「取引条件」と、支払条件、品質基準、権利の取り扱い、対価の協議記録、発注取消し時の取り扱い、チェック期間・修正期間が載ります。 検査完了期日は納期にチェック期間(検収日数)を足した日、支払期日は支払サイト(既定は月末締め翌月25日払い)から計算し、発注を作った時点の値を保存します。 発注後に条件を補うときは補充書面を、金額を減らす・取り消すときはマイナス伝票を発行します。
法令への対応
取引適正化の「やること」画面が、下請法(取適法)とフリーランス法で問題になりやすい取引を一覧にします。主な確認項目は次のとおりです。
- ●発注書の未送付・未開封
- ●支払予定が受領から60日を超える発注、支払期日を過ぎた未払い
- ●書面に必要な項目(委託内容・給付内容・報酬額・支払期日・受領期日)の不足
- ●権利の取り扱い・品質基準・取消し時の取り扱いの未記載
- ●個人の外注先への源泉徴収の未適用
- ●発注者都合の取消しで補償が未記録、継続的な取引の解除で予告の記録が無い
- ●発注の無いまま外注の工程が進んでいる
- ●リテイクの追加費用の協議が未記録・未回答・相違あり
組織の資本金の区分と外注先が個人か法人かで、どちらの法律の確認を当てるかを分けます。 設定の「取引条件の明示・交付のガード」を「必須」にすると、必要な項目が欠けた発注書は送付できなくなります。
インボイス制度には、発注書・納品書・発行する請求書への自社の登録番号(T番号)の印字と、税率ごとの対価の合計・消費税額の表示で対応します。 発行する請求書は取引年月日が無いと発行できません。課税事業者の外注先あての支払明細書には外注先の登録番号を載せ、仕入明細書として使えます。
これらはリスクの検知と書類をそろえる作業の支援です。法令の順守そのものを保証するものではありません。判断に迷う場合は専門家に相談してください。